暇人のバイブル

人生は退屈との戦いなのです

未成年、飛田新地を歩く(京都までヒッチハイクで旅してきたpart3)

 今回の記事は『京都までヒッチハイクで旅してきた』シリーズのpart3です。

過去記事は以下を参照ください。

 

前回までのあらすじ

ヒッチハイクで大阪に到着した私は金銭的な問題から新世界で野宿をする。無事に朝を迎え、新世界の空気を満喫する。

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AM9:00

油の匂いと、酒の匂い、ここで時を過ごした人々の匂い。

その雑多な香りと、ツンとした朝の空気が混ざり、”新世界”が動きだすエネルギーがつくられていく。私はここでしか味わうことができないこの空気を味わおうと、大きく二度、息を吸った。

 

新世界のとある床屋が慌ただしく開店の準備を進めていた。

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頭部が異様に大きなアメリカ人形、上下ベージュのジャージーを身にまとったおじさん、カット代金は700円だ。

”洗練”とは程遠いこの雰囲気、それがこの街が日夜多くの人々を集める理由だろう。

 

 

 

AM10:00

一晩を過ごした新世界に別れを告げ、向かった先は飛田新地。日本最大級の遊郭である。もちろん、未成年である私は実際に遊ぶつもりは毛頭ない。たかだか400m四方の空間に男と女が集まり、そして交じりあう。そんな場所をこの目で見ておきたかった。

 

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新世界の目抜き通り、ジャンジャン横丁を南へ進む。さすがにこの通りに日中夜商いを続ける体力は残っていないようだ。多くの店が、激しい夜の代償を払うかのように眠りについている。いまにもいびきが聞こえてきそうなほどに。

 

 

AM10:30

長く、くたびれた通りを左へ入る。細い路地を抜けると、そこに広がっていたのは、飛田新地だった。

 

『春』『楽山』『千華』

それらしき店の看板が整然とぶら下がっている。想像していた、猥雑とした風俗街たる光景との乖離に思わず驚いた。ネオンサインや赤提灯などはどこにも見当たらない。

 

それもそのはず、この地は表向きは風俗街ではなく飲食街であり”訪れた客”と”料亭の仲居さん”が店の二階で自由恋愛をするという営業方式をとることによって警察による摘発をくぐり抜け、今日までそのすがたを留めてきたのだ。その知恵によってこの一帯の風景は守られてきたのだから、敬服するほかない。

 

本当は写真を撮ってこのブログに載せ、みなさんにこの雰囲気を味わっていただきたかったが、残念ながら撮影は禁止されていた。みなさんもここを訪れる時はくれぐれも写真撮影をしないようくれぐれも気をつけてほしい。

 

はたしてここに男の浪漫がつまっているのか?気になるところではあるが法律的にも、金銭的にも、私が実際に確かめることは不可能だ。先の記事で書いたポルノ映画館同様、成人したら是非訪れてみたい。

 

 

part3はここまで。次回にもご期待ください。

  

 

 

 

 

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